薪サウナでととのい、冬の川へひと泳ぎ――ロヴァニエミ・ラップランドのヘイシャラ・サウナ
執筆:Laura Hokka
ヘイシャラに到着したとき、まさかこれほどまでに美しく、心からリラックスできるサウナ体験が待っているとは思ってもいませんでした。ロヴァニエミ中心部からほんの数キロ、ケミヨキ川のほとりにひっそりと佇む小さな薪焚きのサウナ。個人の邸宅の庭に建てられており、まるで静かに「日常の喧騒を忘れてください」と語りかけてくるようでした。敷地に足を踏み入れた瞬間、心がふっと軽くなり、血圧がすっと下がったように感じました。
ヘイシャラは、ラップランドでも屈指の大河・ケミヨキ川のほとりにある静かな空間で、ヨガとサウナのセッションを提供しています。訪れる方々に立ち止まり、深呼吸をし、大自然とともに過ごす時間をお届けします。ヨガおよびサウナの体験はすべて事前予約・事前決済制となっております(詳細は記事末のリンクをご覧ください)。
このサウナ体験は、スパのスチームルームや、フィンランドの家庭でよく見られる電気式サウナとはまったく異なるものでした。電気を使わない、薪で焚く、本物のフィンランド式サウナ。その静けさと温もりは、フィンランド人の生活そのものへの旅のようでした。北極圏に位置するこの地では、冬にはオーロラ、夏には白夜の幻想的な光景に出会えることもあります。

電気も水道も使わない本物のフィンランド式サウナ
ヘイシャラのサウナは、まさにフィンランドのサウナ文化の本質に浸ることができる体験でした。すべてが昔ながらの方法で行われます。大きなやかんで薪ストーブを使ってお湯を沸かし、冷たい水は事前にサウナ室内に用意されています。私たちは柄杓を使って、ちょうど良い温度になるよう二つを洗面器で混ぜるだけでした。
その温かいお湯が肌を流れると、日常のストレスが静かに溶けていくのを感じました。そこにあるのは、ただこの瞬間と、やさしい温もり、そして木と蒸気の心地よい香りだけでした。


心安らぐサウナと更衣室
サウナ棟は、小さな更衣室とサウナ室の二部屋構成でした。更衣室には、薪のはぜる暖炉と、キャンドルの柔らかな光、そして飲み物が用意されていました。サウナ中の水分補給は大切なので、飲料水も提供されています。空間全体が静けさと細やかな配慮に包まれていて、まるで湖畔のコテージにいるかのような雰囲気でした。にもかかわらず、ロヴァニエミの中心地からほんの数分の場所にあるのです。
サウナ室内では、穏やかな蒸気が立ちのぼり、柔らかく優しい熱が体を包みました。広めのベンチで足を伸ばしてゆったりとくつろぐことができ、リネン製のシートカバーも快適さを高めてくれました。自然由来の石けんやシャンプーも備えられており、必要な方にはタオルのレンタルも可能です。屋外用のスリッパも貸していただきましたが、これはこの後の体験に大いに役立ちました。

キャンドルの灯りに包まれたアイススイミング――ケミヨキへの忘れられない一歩
静かな田舎道を挟んだすぐ向かいには、氷の穴――フィンランド語でアヴァントと呼ばれる場所がありました。木製の階段が川岸へと続き、優しい光に照らされて幻想的な雰囲気が広がっていました。桟橋にはランタンが灯り、そのキャンドルの光が雪景色に温もりを添えていました。広めの階段が水中へと安全に導いてくれます。氷のように冷たい川に身を沈めたとたん、体中の感覚が一気に冴え渡り、同時に心は静けさに包まれました。それは、呼吸と静寂だけの特別な瞬間でした。ケミヨキの流れは暗く力強く、冷たさの中に不思議な安らぎがありました。

雪に包まれた庭と、涼を楽しむテラス
サウナとアイススイミングの合間には、テラスのラウンジチェアでひと休みしました。手入れの行き届いた小さな庭は雪に包まれ、枝には雪が積もり、空気には静けさが満ちていました。冷たい外気で身体を冷やすことで、サウナ体験は完結するのだと実感しました。時間がゆっくりと静止したかのような、穏やかなひとときでした。

まるでフィンランドの友人を訪ねたようなサウナ
ヘイシャラのサウナは個人の敷地内にあり、その雰囲気はまるでフィンランドの友人の家に招かれたかのようでした。親密で、細部にまで心が行き届いた体験は、心に残る特別な思い出となりました。本物のフィンランド式サウナを体験してみたいとお考えの方には、まさにぴったりの場所です。
ロヴァニエミにご滞在の際、あるいは自然の中で静かなひとときをお探しの方には、このサウナのご予約を心からおすすめいたします。ただのサウナではなく、身体と心、自然と人間を結ぶ特別な体験です。
詳しくは公式サイトをご覧ください・ご予約はこちら:www.heishala.fi
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